Uberで垣間見えた隠れトランプ支持者

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Uberはリアルを聞くチャンス!?から

Uberタクシーに乗ることはアメリカの「ごく普通の」人々とコミュニケーションを取る良い機会の一つである。

Uberドライバーの接客対応は乗車後にアプリによってレーティングされるので、評価を受けない一般のタクシードライバーと比べると概ね皆親切だ。

一見ブスッとしているようなドライバーでも、話しかければ意外とノッてくるケースが多かった。田舎町などでは、おそらく見知らぬ片言英語の東洋人に戸惑っているだけなのかもしれないのだ。

今回のアメリカ滞在では2回Uberを使用した。

一回目は30代くらいの女性、二回目は60-70代の男性であった。

いずれも道中会話ははずんだが、一回目の女性ドライバーとの会話は特に興味深かった。

きっかけは季節の話題だった。現地では大きなThunderstormが今夏二回くらい発生したという話から、日本でも今年は色々な災害が起きたという話につながった。

その話を聞いたドライバーは、「日本では貧困者はどうなの?」と質問してきた。「ミニトランプみたいな首相が格差拡大政策を実施していて貧困層は増えている」と答えたところ、少し怪訝そうな顔をした。貧困問題を出してきたのでてっきり民主党支持者と勘違いしていたのだが、どうも様子がおかしい。

思い切って「あなたはトランプ支持者なのか?」と切り出してみたところ、「トランプを支持している訳ではない、でも投票は何も生み出さない」と返してきた。

この女性は消極的トランプ支持者なのかと考えているうちに、さらに貧困層が如何に怠惰であって公的資金を彼らのために浪費しているかを語りだした。しかしながら確信を強める間もなくタクシーは到着し、モヤモヤした気分で目的地に向かったのだった。