近代京都の不思議な世界③

Kintetsu-urban liner

近代京都の不思議な世界②から
さあ、これから京まふへ向かう私達ですが、ここで一通のお便りをいただいております。
久しぶりに行く京都。
楽しみですね?

随分タイミングの良いお手紙ね・・・。
(っていうか、何で私まで近鉄特急に乗ってるのかしらぁ?)
ふむふむ、イノダコーヒの思い出ですね。
では読んでみましょう。

〈 京都雑感 30年前 イノダコーヒーと鍵善と〉

それを読んで、話を聞いて、以前行った京都を思い出す。数えてみればなんと30年ほど前。でも自分の中ではその時間は抜け落ち「この間の京都」。
 さて 30年前と言えばバブル景気に沸き始めた頃、でも京都では地下鉄がやっと京都駅から北大路まで開通したかしないか、そして京阪電車は地上を走っていました。三条京阪は電車の始発駅でバスの始発も多くとにかく大変な賑わい。大原の方に行くバスは三条からだったような。
 その三条駅から西へ鴨川を渡り、三条通を歩いていく。河原町通を渡ると、三条通は普通の細い道になってさらに西へ。そう言えば河原町通を南へ行けば坂本竜馬の近江屋跡の看板があったはず。
 話を戻して三条通。アーケードは無いけど、普通の商店街のような道沿いにイノダコーヒー三条店がある。今はどうだか、昔は、昭和の日本家屋に作られた洋室、の風情。イノダでは珈琲を頼むと砂糖・ミルク入りで来るのは有名な話。結構甘くこっくりしている。その印象を30年経っても忘れないのだからすごいでしょ。今は砂糖とミルクはどうするか聞いてくれるらしい。確か手作りレモンパイがあって、これぞレモン、というカスタードクリーム部分の酸味とふわっとしてぺちゃっとするメレンゲ。それも、浸透圧で口中の水分が出てしまいそうなくらい甘いのだけれど、フォークが止まらない。今もあるのかな。
 同じく甘いもの、日本の甘いもの。祇園の向かい四条通沿いにある鍵善良房。かつては二階にひっそりとした喫茶室があり、お値打ちそうな茶器やお皿、置物が飾られた薄暗い部屋にテーブル席がありました。連れともつい小声で話してしまいそうな静かさの中で戴くのは葛きり。初めて葛きりなるものを食したのがこの鍵善で、友人に連れられてだったか。黒蜜に、切られた葛を浸して食べるそれだけのものなのだけれど、夜の底のような濃い黒蜜を覗き込むと黒蜜からもこちらを覗かれる。なめらかで真っ黒なので、顔が映るんです、鏡みたいに。葛きりは氷水の中に浸っているので最後の方は蜜も薄まってしまうのだけれど。箸で葛きりを掬おうとすると器の中で氷がぶつかるくぐもった軽い音がする、その中で顔を映しながら食べる葛きりは今もはっきり記憶に残っているのです。
 関東もんの自分にとって、京都は非日常の異空間。行く度新しい何かを得たものです。
 さあ 今の京都はどれだけ変わったか、変わっていないか。
 伝統を引き継ぐ者として、娘とともに顔を映しに行って来なくては。

なんか、物語を感じるね。
喫茶店はただ珈琲を飲むところじゃないんだよ。
スタバでMac構えてドヤ顔かますだけなのは勿体無い。
っていうかスタバでドヤ顔Macしてるのはお姉さんでしょ。
やだなぁ。
私は小川珈琲派ですよぉ?
たまプラのマダムに囲まれながら小川珈琲で嗜むMac。
しかもカレーも美味しいんです!
っていうか小川珈琲があるってわかってたまプラーザに越して来たんだしぃ、一度京都で小川珈琲を飲んだ私としては、たまプラーザで京を思うことが出来るなんてお得じゃん?
あ、ちなみにイノダコーヒは横浜にもあるよ。 フランソア喫茶室にファシズムと闘った歴史があるように、喫茶店は人と人、思い出を紡ぐ物語があるんだね。
たまプラーザは関東で2店舗しかない小川珈琲の1店舗があります。
なんか横浜市と京都に妙な結びつきを感じる。

 

 

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