国会議員の品格と重みが問われている


11日に発したいわゆる“戦争発言”で大きな波紋を呼んだ丸山穂高衆院議員は20日、記者団の取材に応じた。
野党が提出した議員辞職勧告決議案に関して丸山議員は「発言に対して出すのは由々しき事態だ。可決されても絶対に辞めるわけにはいかない」と語った。
更に与党の自民党・公明党も丸山議員に対して譴責決議案を出したものの、議員辞職勧告決議には同調していない。
辞職勧告決議案はこれまで主に刑事責任を問われた議員に出されており、「暴言」が理由となるのは異例だから、だろう。(ちなみに自民党は「辞職勧告は議員の身分を不当に奪いかねず、憲法上疑義がある」として辞職勧告そのものに否定的な立場だ。)
しかし、逆に考えてみると“暴言を理由とした異例の辞職勧告”が出たという事はそれだけ重大な暴言だったと捉える事が出来るのではないか。
そもそも我が国は国際紛争を武力によって強引に解決する事を憲法9条で否定しており、それを反映させるように自衛隊は專守防衛を基本とする組織となっている。
日本国とはそういう国であり、その政治の舵取りに深く関わる国会議員として丸山議員は北方領土・国後島へのビザなし交流訪問団に参加したわけだ。ならば、それは『日本という国を代表して参加した』と考えるべきではないだろうか。
だが、丸山議員は『日本という国を代表して参加した』立場であり更に『憲法に服さなければならない』身分であるにも関わらず『武力による紛争解決に肯定的であると解釈できる発言をした』。
これはロシア側に対して『日本国はロシアを武力攻撃してでも北方領土を取り戻す』と解釈できるようなメッセージを送ることに他ならず、『日本の攻撃から身を守る為に、日本を攻撃する』という大義名分をロシアに与える事だ。
そう、丸山議員は自らの浅はかな発言によって日本国を危機に晒したと言っていい。
そう考えれば辞職勧告は当然の措置であり、丸山議員が辞職勧告を無視して国会議員のイスに居座る事は許されない。これを許してしまえば、丸山議員の暴言が『ちょっとした失言』で済まされてしまうからだ。
故に、筆者である私は丸山議員に強く求める。
自らの浅はかな発言によって日本国を危機に晒した責任を取って貰いたい。そして、議員辞職以外に責任を取る方法は無い、と。

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